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​代表メッセージ

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大嶋 明仁

株式会社JinVisionary 代表取締役CEO

​経歴

2002年に東京で生まれました。青山学院高等部を卒業後、昭和大学医学部に進学し、現在4年生として医学の学びを深め、同時にラグビー部にも所属しています。2022年、20歳で不動産事業を継承し、そこで得た経営を基に、2024年2月、21歳で株式会社JinVisionaryを設立。

JinVisionaryでは、医療と地域の課題解決に挑戦しています。AIを活用した社会制度ナビゲーションシステムの開発や、患者家族と医療従事者のための滞在支援施設「セカンドリトリート東京」の運営を通じて、社会的価値と経済的価値の両立を目指しています。

私たちの理念は「誰かの困りごとを、見逃さない社会へ」。

常に患者や地域の視点に立って、現場の声に耳を傾け、
地域社会と共に歩むことで、より良い未来を創造します。

​プロジェクトのきっかけ

私は小児がんの子どもをサポートするボランティア活動や、病院実習を通じて多くのご家族と出会いました。その中には、遠方から慣れない場所へ通い、宿泊場所の不安を抱えながらお子さんの看病を続けるお母さんの姿もありました​。治療費や生活費、精神的なストレスなど、病気の子どもを支える家族には想像を超える負担がかかります。そのような現実を目の当たりにして、何か自分にできることはないかと考えました。

 

また、小児科医である父が患者さんとそのご家族に真摯に寄り添う姿を見て育ったことも、プロジェクトを始めるきっかけの一つです。父の背中を通して学んだ「寄り添う医療」の大切さと、ボランティア活動や病院実習で芽生えた患者家族への共感​が、「医療の領域を超えて患者さんだけでなく、ご家族の負担を少しでも軽減したい」という強い思が生まれ、このプロジェクトを始めました

​ビジョン

病気の子どもを持つ家族がいつでも安心して過ごせる「第二の家」を作りたいと考えました​。

 

患者さんとご家族が抱える経済的・精神的な負担を少しでも軽減し、「あなたが少しでも前を向いて、困難に立ち向かうことのできる社会」を目指したい​。それが私の描くビジョンです。

 

「顔も知らない誰かの応援が、その人の人生を大きく変えることだってある。」

 

見ず知らずの誰かの善意が、苦境にいる人の人生に光を灯すことだってあると私は信じています。セカンドリトリート東京は、「あなたは一人じゃない」というメッセージを届け、誰もが孤独や不安を抱え込まず、一歩前に踏み出す勇気を持てるように。そんな思いでこのプロジェクトに取り組んでいます。

支援の仕組み

こうした想いを形にするため、私は2024年に21歳で株式会社JinVisionaryを設立しました​。不動産事業で得た経験を活かして「医療」と「不動産」を組み合わせた新しい支援の仕組みを生み出そうと考えました​。

 

セカンドリトリート東京では、医師が処方箋を出すように患者ご家族へ宿泊先を提供できる体制を整えました​。東邦大学医療センター大森病院との連携協定を結び、治療が必要なときにすぐご家族がこの「第二の家」を利用できるようにしています​。病院と密接に連携することで、宿泊サービスを治療の一部として位置づけ、安心して過ごせる環境と心の支えを提供しながら、ご家族がお子さんの治療に専念できるよう支援しています​

 

また、この施設は医療従事者にとっても大切な場となっています​。建物全体を医療従事者と患者家族の双方を支える場として機能させ、医師や看護師の社宅として、あるいは研修・留学時の滞在先としても活用できる仕組みにしました​。そこで得られる収益を患者家族の宿泊支援に充てることで、医療従事者の働き方を支えつつ、そのことが患者家族の助けにもつながるという循環型のモデルを実現しています​。寄付や一時的な支援に頼るのではなく、事業として継続可能な形で患者さんとそのご家族を支え続ける。

 

そんな新しい挑戦が、セカンドリトリート東京です​。

 

セカンドリトリート東京は、単なる宿泊施設ではありません。地域社会全体で患者ご家族と医療従事者を支えるための新たな挑戦の場であり、この取り組みがより多くのご家族に安心と希望を届ける存在になることを心から願っています​。

​最後に

このプロジェクトは多くの方々の支えによって実現しました。​東邦大学医療センター大森病院の先生方や事務部の皆さまをはじめ、私の想いに共感し力を貸してくださった建設会社の方々や、施設見学をさせていただいた方々など、すべての方々に、心より感謝申し上げます​。皆さまのご協力があったからこそ、患者さんとご家族にとって安心できる居場所を形にすることができたのだと感じています。

 

「持続可能な患者・家族支援の仕組みを創り出し、『あなたは一人じゃない』というメッセージを届けたい」。それが私の揺るぎない信念です​。この信念を胸に、挑戦を続けてまいります​。

 

セカンドリトリート東京が、闘病中の子どもたちとご家族には安心を、そして日々医療に尽力されている医療従事者の皆さまには安らぎを届ける場所として、さらに成長していくよう努めてまいります​。ぜひこの施設をご利用いただき、私たちの想いに触れていただければ幸いです​

 

株式会社JinVisionary
代表取締役CEO 大嶋 明仁​

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